クリップメガネの日記

お仕事から趣味まで気まぐれに書いていきます

【仮想通貨】【確定申告】仮想通貨のマイニングの経費計上についてご紹介!!

f:id:kt136889:20210109215805p:plain

おはこんばんちは、クリップメガネです!
今日はビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)マイングの電気代の経費計上の方法についてお話します!

 

 

暗号資産(仮想通貨)のマイニングの経費としてあげられるもの

ビットコインなどの暗号資産のマイニングでかかった経費は何が計上できるのか?
主に個人でやられている方の場合、主に以下のものになるかと思います。

  • マイニングに要した電気代
  • マイニング機材費用
  • マイニング機材設置場所の費用

さて、問題なのがこれらをどのように按分していくべきかということだと思います。

今回はそれらの按分方法についてご紹介します。

 

暗号資産のマイニング費用の家事按分方法

ここからは主に個人でマイニングされている方向けに「電気代」「機材費」「マイニング機材設置場所の費用」の家事按分についてご紹介します。

暗号資産マイニングのマイニング機材設置場所の家事按分の計算方法

最初はマイニング機材設置場所の費用について紹介します。
正直、マイニング専用部屋でも作らない限り経費計上は難しいと思います。

ただ、マイニング専用部屋をつくり、そこでマイニングを行う場合は家の面積に占める部屋の面積の割合を求めて家事按分できるかと思います。

ぼくは一人暮らしなのでマイニング専用部屋なんでございません(´・ω・`)

暗号資産マイニングに用いる機材の家事按分方法

次に、マイニングに用いる機材の家事按分方法ですが、マイニング用のPCを新規で組むとだいたい10万円は超えてくると思います。
この場合、減価償却が必要になってきます。
ここでは、定額法を例に計算方法を紹介します。

  1. まずは、マイニングに用いるPCがマイニング以外で使う割合を除外します。
    今回は20%としてみます。
  2. そして、PCを組むのにかかった総額からこの割合を除いた金額を求めます。
    今回は総額を25万円とし、20%を除いて20万円とします。
  3. 最後にパソコンの耐用年数である4年で割った金額を4年間計上していきます。
    今回だと毎年5万円です。

ちなみに、総額20万円未満で組めれば一括償却資産の制度を適用できますのでご参考までに。

 

暗号資産マイニングの電気代の家事按分の計算方法

さて、最後に電気代の家事按分の計算方法について実際の値を用いながらご紹介します。

  1. まず、機材がどのくらいマイニング中に電力(W)を使っているかを算出します。
    お手軽な方法はPCに「ワットチェッカー」を付けることです。
    今回は510Wとします。
  2. 次にマイニングに用いた時間数を算出します。
    ずーっとマイニングに用いていれば24時間×その月の日数ですが、マイニング以外にゲームなどで使った時間は除外しましょう。
    今回は月に660時間ほどマイニングに使っていたとします。
  3. 次にマイニングで使った使用電力量(kWh)を算出します。
    使用電力(W)×使用時間÷1000=使用電力量(kWh)となります。
    今回は336.6kWhになります。
  4. 次に家の総電力使用量と電気代金を調べます。
    これは電気会社の料金確認のページや振り込み用紙に記載があるかと思います。
    今回は521kWhと13800円とします。
  5. 次にマイニングに使った電力使用量が総電力使用量に占める割合を求めます。
    今回は約64.6%となります。
  6. 最後にその月の電気代に先ほど求めた割合をかけてあげればOKです。
    今回は約8919円となります。

これを毎月分求め、年間の電気代を算出して経費に含めていきます。

さいごに

最後に、これらの年間の費用を求めたら、年間で稼いだ採掘報酬(日本円に換金し利益確定したもの)から引いてマイニングの所得を求め、他の雑所得と合わせて確定申告に記載すればOKです!

 

※なお、上記はあくまでも記事執筆時点での一例です。詳細は毎年変更がないか国税HPをチェックしましょう!それでも心配な場合はお近くの税務署に問い合わせましょう!